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スペシャル

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【特派員メモ】 魚のゆりかご水田2017と鮒ずしの仕込み

2017.08.31

特派員 藤田研二郎

 滋賀県野洲市須原の「魚のゆりかご水田」。ここでは、琵琶湖周辺の生きものの生育環境に配慮したユニークなプロジェクトが行われています。それは、水位の差を緩和するための魚道を設置し、ニゴロブナなどの魚が琵琶湖と田んぼのあいだを行き来できるようにすることで、かつてのような魚の子育てに適した「ゆりかご」としての田んぼの姿を取り戻そうというものです。

 当ネットワークでは2011年から現代表の坂田を中心に、この魚のゆりかご水田プロジェクトに携わっている農家さんたちとの交流を続けてきました。この特派員メモでも、去年7月の田んぼの土用干しの様子を伝えています(http://jcnundb.org/special/special01/2050/)。そして今年は、6月に田んぼの草取りのお手伝いに行ってきました。また今回は、近くの漁師さんのお宅で琵琶湖名産の鮒ずしの仕込みも体験してきました。ここでは、その様子についてお伝えします。

 朝8時に野洲駅集合、農家の堀さんのお宅で朝ごはん(おいしいお米に鮒ずしも!)をごちそうになり、いざ田んぼへ。5月に田植えをしたという稲は、高さ20cmくらいに成長していました。はじめに、堀さんが魚道の近くに集まっているニゴロブナの稚魚を見せてくれました。小さくてかわいい稚魚がいっぱい。

 そしてお手伝い本番の草取り。はじめは手で引き抜いていくものを想像していましたが、実際は手押し車に似た農具(地域によって「田車」と呼ぶ)を押して、稲と稲のあいだを進んでいきます。これで土を掘り返していくことで、雑草が生えにくくなるそうです。この手押し車を押すのには、かなりコツが必要。慣れないうちは力が入りすぎて、車がどんどん土の中に埋まってしまいます。そして一度埋まってしまうと、ちょっとやそっとでは抜け出せません。しまいには、炎天下の田んぼの真ん中で立ち往生してしまいます。最初の1列、長さ50m強を押すのに、15分くらいもかかってしまいました。その後、押す力加減や角度に慣れてくると、スイスイ進みます。といっても、2往復もしないうちに手にはマメができ、翌日はひどい筋肉痛でした(笑)。

 田んぼの草取りが終わると、今度は畑に移動してジャガイモの収穫をお手伝い。それが終わったらもう12時半すぎで、お昼ごはんをいただきました。とれたての新ジャガをふかしたものも、ごちそうになりましたよ。

 午後からは漁師の松沢さん宅にお邪魔し、鮒ずしの仕込みを体験しました。お手伝いしたのは、春先に漁獲、塩漬けにされていたニゴロブナを塩抜きする作業です。まずフナを流水で洗い、たわしを使って体の内外の塩を落としていきます。このとき、体の中には卵がいっぱい入っていて、塩と一緒に流れ落としてしまわないように注意しなければなりません。トレイ3つ分くらいのフナを洗うのに、1時間半ほどかかりました。洗っているあいだは一向にフナが減らず、ほとんどエンドレスに思えてきて、本当に大変な作業。この塩抜きの作業の後は、炊いたご飯の中に漬け込み、ちょうどお正月にはおいしい鮒ずしができあがるとのことでした。

 松沢さんのお宅の前には、「BIWAKO DAUGHTERS」というお店もあって、鮒ずしをはじめうろり煮や琵琶湖産うなぎの蒲焼まで、地産地消の商品が並びます。そのお店が、めちゃめちゃおしゃれ!ちなみに漁師の松沢さんは、エコ遊覧やビワマスを戻すための取り組みを行うNPO法人で理事長も務められていて、なんと今年環境大臣表彰を受賞したようです(http://www.city.yasu.lg.jp/soshiki/kankyou/oshirase/1498558163824.html)。

 久しぶりに体をいっぱい動かして、とても気持ちのいい一日でした。お手伝いでは取り組みの一端を垣間見たに過ぎませんが、現場のみなさんの地道な活動にただただ驚くばかりです。

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