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ニュース

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沖縄県東村高江〜やんばるの森とヘリパッド建設〜 

2017.04.02

特派員 青木由希子

                     

沖縄県北部にある「やんばるの森」に行きました。
ウチナーグチ(沖縄の方言)で「山原」と書いて「やんばる」といいます。山が連なり豊かな森の広がるところです。

森に入ると鳥の鳴き声が優美に響きわたり、けもの道の茂みからは生きものの気配を身近に感じられて、ドキドキすることもありました。夜は満天の星が瞬いて、草むらからは、いろんな虫の声が聴こえました。

やんばるの森には米軍の北部訓練場があり、東村高江と国頭村安波地域でオスプレイ専用のヘリパッド建設が行われています。昨年12月の部分返還式に間に合わせるための突貫工事が行われた際に、大きな重機や資材を運搬するため広い道がつくられ、さらに多くの木が伐採されてしまいました。今現在も北部訓練場には資材が運ばれつづけ補修工事と歩行訓練ルートをつくるために森が傷つけられています。

やんばるの森はブナ科のスダジイ(沖縄の方言ではイタジイといわれる)が優占する亜熱帯性常緑広葉樹林。木の形状からブロッコリーの森といわれています。
春になるとスタジイの黄緑色の花が咲き、秋にはどんぐりの実を落として、森の生きものたちのごちそうになります。 -東村高江「たかえ橋」にて撮影-

やんばる地域(国頭村・大宜味村・東村一帯)は、黒潮と梅雨前線や台風の影響を受け、温暖で水に恵まれた豊かな森を形成し、ユニークな生態系がつくられてきました。

やんばるの森のみに生息するもの、沖縄県、琉球列島にのみ存在する生きものがいて、絶滅危惧種とされるヤンバルクイナ、ノグチゲラ、アカヒゲ、アマミヤマシギ(鳥類)・ケナガネズミ、オキナワトゲネズミ(哺乳類)・オキナワイシカワガエル(両生類)・ヤンバルテナガコガネ(昆虫類)などの固有種や固有亜種もあります。

国頭村の村の鳥「ヤンバルクイナ」
エサをとるのに飛ぶ必要がなかったため、飛べない鳥といわれています。村の人から「ヤンバルクイナを見かけるときは、いつも‘つがい’であらわれるよ」と聞きました。
ヤンバルクイナ:http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/yambarukuina.html(環境省)

東村の村の鳥「ノグチゲラ」
キツツキ科のノグチゲラは、スタジイの木をドラミングして巣をつくります。春が来ると巣づくりをして、卵を産み子育てがはじまります。東村にはノグチゲラを守る保護条例があります。
ノグチゲラ:http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/noguchigera.html(環境省)

「アカヒゲ」は、とても美しい声で鳴く鳥です。
下記リンクから、アカヒゲのさえずり(求愛)と地鳴きの聴きくらべができます。
アカヒゲ:http://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1378.html(サントリーの愛鳥活動)

「アマミヤマシギ」は、奄美諸島と沖縄の一部に生息しています。
アマミヤマギシ:http://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/amamiyamashigi.html(環境省)

これらの大切な生きものは、森の伐採により住みかと食べものを失い、すでにはじまっているオスプレイ演習の騒音や低周波音、着陸時の高熱の下降気流の影響で個体数を減らしてきているといわれています。

北部訓練場周辺に住む村の人たちからもオスプレイの騒音で眠れない、低周波音の影響で体調を崩す人もでています。いつオスプレイが落ちてくるかわからない状況は増すばかりで不安が消えることはありません。

ヘリパッドは、北部訓練場内の東村高江と国頭村安波地域をまたぐ4つのエリア(N1〜N4)に6つ建設されています。地図で確認すると、東村高江の集落を囲むかのようにヘリパッドがつくられています。

一見のどかな風景ですが、この道の先の森に北部訓練場があり、ヘリパッドN1が建設されています。夏になればサトウキビ畑が広がるところです。村の暮らしの中に北部訓練場があります。

ヘリパッドN1ウラの案内です。地元住民と国内外から駆けつける市民がヘリパット建設の抗議と監視をつづけています。

N1ゲート前です。左側の白いテント内で地元の方からヘリパッド周辺の話を伺いました。右側のゲート前には警備員がいます。

北部訓練場周辺をまわりながら、やんばるの森から海に抜ける道や空き地で、草花や虫の写真を撮りました。
海風の吹く方向によって岩肌に着床し芽吹く種の種類がちがうことや、道端に咲くちいさなスミレのまわりにいろんな種がこぼれていることに、種の多様性のすばらしさを教わりました。ひとつの生命がなくなってしまうと、まわりの生物にも影響がでてきます。やんばるの森でスタジイの木を1本切ってしまうことは、いのちのつながりを絶ってしまうことになります。

今、沖縄で起こっていることのひとつに、アメリカでも使用が禁止されているオスプレイのためのヘリパット建設と、大切ないのちが秤にかけられるのは、許しがたいことです。

  • ツルソバ

  • アカメガシワの新芽

  • ハイアワユキセンダングサ

  • シラタマカズラ

  • 冬越しする虫こぶ(虫えい)

   

  • 色鮮やかな幼虫

  • リュウキュウコスミレ

  • エゴノキの白い花

-東村高江にて2月下旬に撮影-

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e-mail: inq@jcnundb.org

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