SPECIAL
2016.07.02
特派員 萩岡真美
5月14日(土)~15日(日)、G7の環境大臣会合に合わせて富山県で開催されたアースデイとやまに参加しました。 http://g7.earthday-toyama.org/ ※全体の雰囲気は上記のアースデイHPに報告が書かれているので、そちらをご覧ください。
様々なお話しを聞かせていただいたのですが、その中からいくつか紹介&感想を書いてみます。 1つ目は5月14日(土)の午前、詩人アーサー・ビナード氏の基調講演『「ホットケーキできあがり!」絵本の向こうに日本が見える。』 大概の日本人よりも日本語に詳しいアーサーさんの、音読み訓読みの小噺から石(こく)の話題があがりました。
みなさんは石(こく)のこと説明できますか?わたしは江戸時代や戦国時代のお話しなどに出てくる言葉として耳にはしているだけで、意味など知ろうともせずに聞き流してきました。 「石とは一人が一年間元気に過ごすための食糧の単位。100万石とは、100万人が豊かに暮らせる地域のこと。石が使われていたころ、為政者は人を生かすための政治をおこなっていた。
アメリカには石という言葉はないけれど、この価値をよくわかっている。マネー経済を回す人ほど本質的な価値を知っていて、コントロールしている。石を潰せば国が弱るのがよくわかっている。 日本はアメリカから、石の価値観を開国以来ずっと奪われてきた。実態の無い経済を向くように思考停止するよう教育されてきていている。 その不毛さにいつまでも気が付かないどころか、むしろ有り難がっている。」
※自分の講演メモから抜粋。書き起こしではありませんので、講演全文を聞いてみたいかたはこちらの動画を是非!
生物多様性の価値を石という単位ではかったら、山を壊してトンネルを掘ろうなんて発想にはならないだろうなぁ。 自然への畏怖などといった価値観の喪失には、言葉(石)の喪失も関係あるのかなぁと感じました。 生物多様性を軽んじるような、命を忘れた未来など見たくありません。 石(こく)をとりもどせ!!
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