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国際会議の動向

INTERNATIONAL CONFERENCE

【CBD COP12特集】UNDB市民ネット主催サイドイベント “Achieving the Aichi Targets7: Building a Green Economy Among Stakeholders”

2015.06.21

UNDB市民ネットワーク 坂田昌子

2014年10月7目、CBD COP12で、UNDB市民ネット主催サイドイベン卜を開催した。愛知ターゲット7「持続可能な農林養殖業」を実現するための次世代型里山・里海モデルを考えることを主題とし、滋賀県野洲市須原地区の「魚のゆりかご水田」と宮城県塩釜市浦戸諸島のグリーン復興を紹介、LHI(Land Health Index:陸域健康度指数)による自然資本の可視化の取組みを共有することを目的とした。

「魚のゆりかご米」の取り組み

「魚のゆりかご米」の取り組み

まず滋賀県琵琶湖の「魚のゆりかご米」の取組みについて「須原魚のゆりかご水田協議会」の堀彰男氏と行政の立場から関わる滋賀県職員の青田朋恵氏が報告。琵琶湖は約400万年前誕生した古代湖で独自の進化を遂げた多くの固有種が生息し、ラムサール条約湿地にも登録されているにもかかわらず、淡水赤潮やアオコの発生、農業濁水による水質の低下、外来種問題、周辺のヨシ群落や河畔林、内湖の減少など危機的状況にある。地元でフナ寿司の材料として親しまれてきたニゴロブナは絶滅寸前だった。その大きな要因が、生産性向上のため圃場整備によって生じた田んぼと琵琶湖の分断による生態系の崩壊だ。水田に魚道を設置し、琵琶湖と水田をつなぎ直す「魚のゆりかご水田」プロジェク卜が、行政と農家の連携でスター卜し、ニゴロブナなどの魚類が復活。行政のリーダーシップと農家の知恵のコラボレーションによって、生きもの調査や田植え、稲刈りなどに多くの市民が参加するようになり、おかずが取れる田んぼとして話題を呼んでいる事などが報告された。

市民参加による田植え

市民参加による田植え

続いてSATOYAMAイニシアチブ国際パートナーシップの天野陽介氏が、浦戸諸島のグリーン復興の取組みを伝えた。まずは浦戸諸島の素晴らしい自然や人を映像で紹介。津波被害からの復興を「島のおすそわけ」という人、自然、食、歴史を生かした新しいコンセプ卜で取組んでいる状況の説明が行われた。名産のカキの販売方法、新たな加工品の制作など活気あふれる様子がよく伝わった。マルチステークホルダーによるコラボレーションという形を取ることによって、斬新なイノベーションやアイデアが生まれることが印象的だ。また島民にとっては、島外の人たちとの協働は、はじめてのことであり、新たな気づきがあったことが報告された。

天野陽介氏

天野陽介氏

最後にコンサベーション・インターナショナル・ジャパンの名取洋司氏から、琵琶湖や浦戸諸島のような生態系サービスを基盤にした持続可能な地域作りを主流化していくために、開発されたLHIが紹介された。世界で広範に使える定量的評価手法を行うことによって生態系サービスの社会的な認知度、優先度を進め、世界規模での劣化に歯止めをかけようというものである。地域社会の持続可能性という観点から生物多様性、生態系を評価し、持続可能な状態を100、完全に崩壊した状態を0と設定することで現状を把握することができる。

愛知目標7サイドイベント

愛知目標7サイドイベント

人間を生態系の一部と捉え、様々な地域で適用していくために、原生自然状態を0とせず、持続可能な状態を0としていることが特徴だ。定量化することによって「島のおすそわけ」や「魚のゆりかご米」のような自然資本を重視した取組みが可視化さ、自然資本というとらえ方や、持続可能な地域作りが、他地域への波及することが期待される。

地域に根づく魚のゆりかご水田

地域に根づく魚のゆりかご水田

サイドイベン卜終了後、他国の参加者から講演に使ったデータを要望されるなど嬉しい反響があった。次回2016年のCBD COP13のテーマが、生物多様性と農林水産業であるため、愛知ターゲット7の達成と現状のギャップを埋めるために、継続的な事例発掘や主流化を行っていきたい。

 

 

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