GROUP ACTIVITY
2015.06.21
SDGs会員グループ 今井麻希子
SDGs会員グループは、SDGsのゴール設定において時間軸的・医療的に緊急度の高い課題について生物多様性の観点から取り組みの提言をあげること、SDGsの実施において国家や地方政府などの協力を進めることなど、SDGsにおいて生物多様性が主流化し、生物多様性保全の取り組みが推進されることを目指す提言を行った。
これらの提言のうち、気候変動の項目への防災・減災という文言の追加については、日本政府のイ二シアティブによって採択に至った。ポイン卜は、生物多様性保全や生態系アプローチの重要性を気候変動、防災・減災の文脈に置いて明確に位置づける点にあり、SDGsなど分野横断型の取り組みの場での主流化にも貢献するものと言えるため、我々も高く評価している。
また、貧困削減に生物多様性を統合するためのチェンナイ・ガイダンスの重要性が認識されたことも評価される。このガイダンスには、生物多様性資源に不都合となる案件の最小化や社会の福利のための効果的な生物多様性管理計画を準備・実施するにあたり、リソースパーソンを認定し、土着の専門家をすべてのプロセスに巻き込むなどの、有効な提言が盛り込まれている。また、生物多様性と健康について、世界保健機関らと進めているOne Health Approachの価値が認識されたことも、我々グループの提案と合致した点であった。
今後、気候変動、防災・減災、貧困削減、健康などといった分野において、生物多様性の主流化に結びつく動きがさらに進展することを願う。
今年の11月、エジプトで開催される生物多様性条約COP14では、「生物多様性と健康」が重要な議題となっています。わたしたちのからだの中には様々な微生物が暮らしています。その多様性が失われていることによって、免疫力が著しく […]
詳しくはこちら
報告:藤田研二郎 [日時] 2018年1月29日(月)19:00~21:00 [場所] (公財)日本自然保護協会・会議室 [話題提供] 環境省自然環境局 生物多様性戦略推進室 中澤圭一氏・林優里氏 国際自然保護連合日本委 […]
詳しくはこちら
2017年12月11日-12月16日にカナダ、モントリオールで開催された生物多様性条約COP14(2018年エジプト開催)に向けた準備会合の報告会を、豊橋で開催します! 名古屋で開かれたCOP10で様々な市民アクションに […]
詳しくはこちら
2017年12月11日-16日にカナダのモントリオールで表記会合が開催されました。 ここでは2018年11月にエジプトのシャルムシェイクで開催される生物多様性条約第14回締約国会議(COP14)に向けた準備の議論がなさ […]
詳しくはこちら
〒450-0001 名古屋市中村区那古野1丁目44-17 嶋田ビル203
国連生物多様性の10年市民ネットワーク事務所
TEL: 090-9895-2055
e-mail: inq@jcnundb.org
このホームページは地球環境基金の助成金により作成されています