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グループ活動

GROUP ACTIVITY

海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト近況

2015.06.21

企画・提言委員会委員長 岩渕翼

東日本大震災から4年が経とうとしている。しかし周知のとおり復興の歩みは遅く、未だに多くの被災者が仮設住宅で暮らし、多くの地域で復興のあり方について議論が続いている。これだけ時聞がかかるのは、被害の大きさもさる事ながら、多くの人がどう複興すべきかを、真剣に考えているためかも知れない。「海と田んぼからのグリーン復興プロジェク卜」(通称「うみたん」)も、復興の形を真剣に議論し、情報交換し、人と人のつながりを生む場の一つである。震災直後に東北大学を中心にNPOや企業が集い視察・議論を行った時、真っ先に話に登ったのが、地元の事情や生物多様性などを顧みない画一的な復興が進められるという懸念だった。

東日本大震災の津波で大きな被害を受けた東北沿岸は、漁業や林業、農業など一次産業が盛んな地域であり、豊かな自然が生み出す生態系サービスの恩恵を直接的に受けて暮らしてきた地域である。そんな地域に、例えば巨大防潮堤を各地域の成り立ちや特徴を考慮せずに設けることで、果たして元の生活、あるいは将来の展望を踏まえた真の復興が実現できるのだろうか?「うみたん」では、被災地が享受してきた生態系サービスを支える生物多様性や生態系に記慮した復興を進めることこそ、被災者にも、将来の世代にもより良く、かつ持続可能な暮らしにつながるとの考えが活動の基盤となっている。

「うみたん」そのものは活動主体ではなく、参加者の情報交換や議論、ネットワークづくりといった役割の色合いが濃い。およそ3ヶ月に1回、会合を開催し、各地域・組織での取組の紹介と議論を行っている。参加者はそれぞれ自分の活動を紹介し、議論や他の発表から自分の活動に生かせるヒントを持ち帰るというのが基本スタイルである。「うみたん」の売りの一つは、参加者の多様性が高いことであり、生態学や社会学の専門家を始め、企業や環境NPO、地域行政、環境省などが参加している。この多様さが、人と人とのつながりを生み、「うみたん」をきっかけに新たなプロジェクトや取り組みが始まっている。誰でも自由に参加できる一方で、組織としての活動資金はほぼゼロに等しく、交通費などは自己負担であるにも関わらず、毎回東京や北海道などからも定常的な参加がある。自由参加でありながら4年も続いているのは、「うみたん」にそれだけの魅力があるからに違いない。その要因の一つはおそらく、組織として約款すら持たない、自由さ、制約の無さだろう。だからこそ、地方行政や環境省なども参加できるのだろう。

これまでの復興の道のりはグリーン復興の考えどおりには進んでいないケースが多いのが現状である。例えば地域住民の確たる賛同のないまま巨大な防潮堤が作られたりしている現状は、まさに私たちがうみたん発足時に危慎した状況そのものであり、無力さを実感させられるものであった。しかし防潮堤を見直す動きも少しずつ広がりを見せており、メディアでも取り挙げられるようになった。「うみたん」のメンバーの多くは今、大きな失望と小さな手応えを感じているものと思う。道が閉ざされたわけではなく、この小さな手応えを胸にそれぞれが出来ることを取り組んできた私たちは今、市民レベルからのポトムアップのアプローチが実際の社会の動きにどこまで通じるのかが試されているのかも知れない。

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