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イベント・フォーラム

EVENT FORUM

「生物多様性アート化大作戦」!!

2014.06.09

「環世界」の認識が生物多様性をひろめる原動力

―ジャズミュージシャン坂田明氏講演「命が透けて見える~ミジンコから命について思うこと~」―

大阪で開催された「にじゅうまるCOP1」

大阪で開催された「にじゅうまるCOP1」

2014年2月16日に、大阪で開催された「にじゅうまるCOP1」では、愛知目標に即してたくさんの分科会が開催されました。UNDB市民ネットワークも、愛知目標1普及啓発を担当し分科会を開催。題して「生物多様性アート化大作戦」!生物多様性とアートや音楽をもっと結びつけていこうという試みです。

坂田明節がさく裂!

坂田明節がさく裂!

このテーマなら前々からお話を伺いたかったサックス奏者で日本のジャズ界大御所、なおかつミジンコ研究家として生物多様性に造詣が深い坂田明さんに講演をしていただきました。この日は、残念ながらサックス演奏はありませんが、坂田明節がさく裂!
坂田明さんが撮影した動画には、ミジンコの透き通った身体、命が透けて見える美しさや躍動感があふれんばかり…もう、参加者は最初からミジンコワールドに没入。
坂田明さんは、「命ある自分が音楽をやる。では命とは?」と考えていた時にミジンコと出会ったそうです。透明で心臓までもがむき出しに見えるミジンコの姿を見て、「ミジンコはミジンコしていた。人間は人間をちゃんとしているだろうか?」と自分を問わずにはおれなかったとのこと。
さらに「コップの中にミジンコを入れて虫メガネでのぞくと、なんと宇宙が見えた!」坂田明さんは、そのことから「環境」という言葉が持ってしまう客観性に対して、ヤーコブ・フォン・ユクスキュルの「環世界」という概念を紹介してくれました。それぞれの種は、特有の知覚世界を持って生きており、わたしたちが普遍と感じる時間や空間は人間にとってそうであるだけで、コップの中のミジンコたちは、異なる時間、空間を生きている。
環境の中にいる生き物たちが、その中で自分に関係があり、意味があるものを選び出して作っている世界が環世界です。たとえばダニは、動物の汗の臭いだけ感じる臭覚と温度感覚と触覚だけしかない世界に生きており、枝にしがみつき臭いがしたら落ち、温度を感じたら血を吸うだけ。失敗したらまた木に登り枝で待機する。この繰り返しがダニの世界ですが、それは人間には想像もできない環世界です。人間の目線で「世界がせまい」とか「意味がない」とは絶対に言えません。

「わたしたちが一つだと思っている環境の中には、多様な環世界が重層的に存在しているけれど、いまや人間の環世界では、生きていけない生き物が増加している。大事なことは、この環境の中に住んでいる多様な生き物が、そこにどれだけ意味を持たせているのかということ。ミジンコに愛は通じない。ミジンコはミジンコの都合で生きている。人間も人間の都合で他の生き物を殺して食べているが、この恵みを実感しなくなるとおかしなことになる。アイヌの言葉「ウレシパモシリ」は、互いに育てあう静かなる大地という意味だが、人間は他の命に支えられているが、他の命を支えているでしょうか?」と坂田明さんは問いかけた。
「ことなる環世界があるから人間は、ミジンコを顕微鏡で見たり、カメラで撮ったりとのぞきたくなる。他の生き物の環世界を人間は絶対に持てないからせつなくなり、それを受け止めて成長する。生物多様性を考えるときに大事なのは、こののぞきたくなる気持ちとせつなさだ」という斬新な生物多様性のとらえ方と坂田明さんの音楽性は、深い関係にある気がしました。参加したみなさんも、坂田明ワールドに対する興味がつきず、議論は環境運動をしていく中での悩みなど、どんどん広がり、最後にはさながら生物多様性悩み相談室と言った感じでした。
議論の中で見えてきたことは、生物多様性をわかりやすく広めようと考えているわたしたち自身が、何を大事に想い、何が好きで「生物多様性」にかかわっているのか?それを抜きにした客観的な「生物多様性」などおもしろくもなく、広がりようがないのでは?
好奇心にとりつかれ、覗き込みはまってしまう生きものたちの世界、知れば知るほど対象との一体化が不可能であることを知りせつなくなる感覚、そのような自分にとって大事なものやことがらから生物多様性を伝えていく目線が必要だということを坂田明さんとミジンコワールドから学びました。

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