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2014.06.19
生物多様性とその構成要素の保全は人類の将来の生存のため欠くことができない。
2014年9月29日から10月17日に大韓民国ピョンチャン郡で開催されるCBD-COP12を1年後に控えて2013年10月18日から20日まで、韓国と日本の生物多様性保全に取り組む市民社会団体の代表たちは、大韓民国プサン広域市の国立プサン大学校に集まり、「生物多様性条約第12回締約国会議準備及び生物多様性保全のための韓日NGOフォーラム」を開催した。この会議は第8回韓日NGO湿地フォーラムでもあり、2008年同じく大韓民国で開催されたラムサール条約第10回締約国会議を前に、両国の湿地保全に立はだかる問題について考えるために集まったことから始まったフォーラムである。
1日目は主に韓国の政府関係者から、韓国政府としての準備状況とNGOに対する期待・取組についての発表があり、生物多様性条約第12回締約国会議がアジア・世界の生物多様性減少を食い止め、回復させるための重要な国際会議であり、NGOの参与が重要な役割を持つことが確認された。
2日目は両国の生物多様性減少の現状とそれに向けた市民社会の取組、2010年名古屋で行なわれたCBD-COP10に向けた日本の市民社会の取組とその後の歩みに関する発表を元に、1年後のCBD-COP12へのそれぞれの対応と協力の仕方について討議した。
参加者は、
日本政府が2010年日本で開催されたCBD-COP10において、「決定X/2:戦略目標2011-2020」(愛知ターゲット)を採択に導き、またそれを支える「決定X/8:国連生物多様性の10年」(国連総会決議65/161)を市民社会団体と協力して推進するなど、国際社会の生物多様性増進に向けた実践に大きく寄与したこと、
また、韓国の政府が生物多様性条約のよき模範となることのできるようCBD-COP12を準備しているという内容の発表に注目して歓迎の意を表し、過去及び次期の締約国会議開催国である日本と韓国の両国政府が今後も国際社会の模範となってくれることを要請し、またこのような認識のもとに、両国政府が下記について具体的また実質的な措置を推進することを建議し、強く要請することに合意した。
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